【緑ナンバー】車庫の認可(許可)取得時の注意点

前回は「車庫認可取得の要件」について書かせていただきました。

今回は車庫の認可(許可)を取得するときに気を付けなければいけないことを書かせていただきます。

車庫の認可(許可)の取得に関する、実際に起こったトラブル事例

この事例は実際に起こった事案になりますので、この記事を読んでいるお客様にも起こる可能性があります。

記事を読んでこれからご紹介するトラブルを防ぐように気を付けていきましょう!

車庫の広さは車両の前後左右に50㎝以上のスペースを確保

新規で一般貨物の許可を取得した場合のお話です。

新規許可申請をする際、最初から大型トラック5台を計画車両に入れて申請することは少ないと思います。
その理由として「最初から大型トラック5台を回すほどの仕事がない」とか「資金の関係上とか…」など、いろいろあると思いますので…ここでの細かい話は割愛させていただきます。

最初は小型貨物(ライトバン)を計画車両に入れて申請することが多いと思います。

申請時は小型貨物が計画車両に入っているので、これらの車両の大きさだけで車庫のスペースを確保して申請してしまうことがあります。
その場合、あとから小型貨物と普通貨物を入れ替えようと思っても車庫の広さが足りず、入れ替えができないというトラブルが発生してしまいます。

ポイント

車庫にトラックが実際に入るとしても、トラックの前後左右に50㎝以上のスペースを確保しなければならないことになっているため実際の寸法よりも大きく計算します

将来の事業計画も見据えて許可や認可申請をしましょう

もし上記のようなトラブルが発生してしまった場合には、車庫を広くするか、別な場所に車庫を増やす認可申請が必要になります。

この認可申請は、運輸支局に申請してから1~3か月の審査期間があり、手間もお金(専門家に依頼した場合)もかかる手続きになります。

この事例のように、許可や認可申請のときの状況だけで申請するのではなく「今後どうしていきたいのか?」「トラックの台数を増やしたいのか?」「大型トラックを入れていきたいのか?」など将来の事業計画も見据えて許可や認可申請することを強くおすすめいたします!

弊社ではお客様から将来の事業計画もお聞きしながら手続きをサポートするよう努めております!

仙台市内、仙台市近郊の方は仙台登録事務所へお気軽にご相談ください。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。