トラサポ通信Vol.74
気になるニュース
静岡県で観光バスがフットブレーキを多用しすぎたためのフェード現象が起き、乗客1人死亡、28人重軽傷の事故が起きました。
運転手はフェード現象の知識はあったが、乗り心地を重視してフットブレーキを多用してしまったということです。
運転者は車庫を出発してしまうと監視することができません。
日頃からの運転者教育は、しすぎるということもありません。
当然ですが、事故を起こしたいなどと思う人は一人もいません。
しかし、毎日長時間運転している中では、どうしても心の隙が生じたり、体調がすぐれない日もあります。
会社と運転者が一体となって事故を無くしてきましょう。
ドライバー教育道場
年間12項目の教育内容をほんの少しずつ掲載していきます。
今回は危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法についてです。
交通事故を起こしたときは、ドライバーには負傷者の救出や安全な場所への移動、119番への通報などが義務付けられています。
救急車が到着するまでの間に止血・心肺蘇生などの可能な応急救護処置を行うことも大切なことです。
そのためには消防署などで実施している応急救護研修を受けることがとても有効で、心臓マッサージやAEDの使い方などを教えてくれます。
それをもとに自社でも定期的に訓練を行うことで、万が一の際に慌てずに適切な行動ができる態勢を整えましょう。
(出典:全ト協トラックドライバー研修テキスト)
仙台登録事務所 林より
12月は僧侶が各家庭を訪れて読経や仏事を行う時期だったため、僧侶たちが忙しく各地を駆け巡ることから、この月を「師が走る」月という意味で「師走」と称されたと言われているそうです。
12月は道路も混みますし、凍結も起こる時期です。
1年を無事に終えられるよう、あと1か月気を緩めずに安全運転で走り抜けましょう!